一つであること

分離を生む境界線

肉体関係と呼ばれるように、セックスは互いの肉体でコンタクトしていくものです。互いの肌と肌が触れ合う気持ちよさ、性器が擦れ合う気持ちよさには何よりも素晴らしいと思えるものがあります。気持ちいいだけでなく、言葉によるコンタクトよりも互いの結びつきを強めることもできます。

 

セックスはただでさえ素晴らしいものですが、さらに奥深い領域があることをほとんどの人は知りません。それは、肌と肌、性器と性器といった肉体の領域を超えたところにあるからです。

 

肌と肌、性器と性器には触れ合う面、擦れ合う面があります。この触れ合う面、擦れ合う面が刺激となり、快感となっていきます。この刺激による快感を強めようとすれば、より早くて激しいコンタクトになることでしょう。

 

肉体にはどこまでいっても触れ合う面、擦れ合う面という境界線があり、物理的に分離しています。境界線が私の肉体とあなたの肉体を分け隔てます。肉体の領域で刺激と快楽を得ることができても、境界線があることで分離されてしまい、”一つである”という感覚には至ることができません。

 

 

エネルギーは共振共鳴する

肉体は頭部や胸部、脚部などの部位によって構成されています。更に細かいレベルで見ていくと、各部位は細胞によって構成されています。細胞は分子によって構成され、分子は原子によって構成され、原子はさらに素粒子の集まりによって構成されています。

 

物質とは分子の塊を単位とするので、素粒子などは非物質の世界です。素粒子は音と光といった振動数によって構成されている世界だそうです。人間の肉体もミクロの観点で見ていけば、音と光の振動によって構成されている。この音と光の振動数を波動と呼んだり、エネルギーと呼んだり、気と呼んだりするのでしょう。

 

全ての物質は振動しており、固有の振動数を持っています。私はいまこの瞬間も振動しているし、相手もまた振動しています。目には見えなくても、固有の振動数を感じとって、あの人とは気が合う、この人とは気が合わないといったことを無意識に捉えてたことがあるはずです。

 

そして、私の持つ振動と、相手の持つ振動が共振共鳴が起こった時、"一つである”という感覚に至ることができます。これは顔や肉体、思考や感情を越えた本質での出会いと言えるかもしれません。二人が共振共鳴することで、性的ではない、新たな質の悦びが湧き上ってきます。

 

    

新たな世界の扉が開く

肉体を刺激して快楽を得ることではなく、相手と共振共鳴してつながること。そして、この一つであるという状態そのものが一つのオーガズムになります。

 

オーガズムは膣で迎えたり、射精を伴うものだけだと思っている方が多いと思いますが、一つであることそのものが既にオーガズムです。それも、スッキリするといった性的なオーガズムとは明らかに次元の違うのものです。

 

二人が溶けあい”一つである”というオーガズムを体験していくことで、もはや性的なオーガズムは目的ではなくなり、明らかにセックスの質が変わっていきます。射精に向かって一直線になるせっかちな男性優位なセックスも、女性を満足させようと一生懸命なセックスもいいけれど、新たな世界の扉が開いてくる。

 

そして、セックスの質が変わってくることで、結びつきが強くなり、さらに波長が合ってくる。ベッドルームを離れても、同じことを考えていたり、同じようなテーマのことが起こってきたりといった、いわゆるシンクロニシティが起こってきます。肉体としての関係から、魂としてのスピリットな関係へと移行していくことに気付くことになるでしょう。 

 

    

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