ゆっくりいこう

しゃべくり倒す男性

以前に『刺激と快楽からくつろぎと一体感へ』というタイトルの講座をやったことがあります。アブノーマルなジャンルにもいろいろと手を出したことがあるから、刺激的な快楽も楽しくて良いことは知っています。けれど、ただくつろいで一緒につながっている感覚の方がはるかに満たされることも知っています。興奮するとか、身体がスッキリするとかではない、満たされるという感覚。訳もなく喜びが溢れてくることだってある。

 

刺激と快楽の宝庫であるAVなんかは、男性が気持ちよくなるために作られているから、どうしても男性優位のセックスが繰り広げられることになります。セックスは言葉なき会話でもあるけれど、一方的に男性がしゃべり倒すような会話をされたら、女性は面倒に思うことでしょう。

  

それなのにセックスにおいては女性がただ受け身になってしまう傾向があり、こんなものだと思い込んでいる節があります。AVのように女性の肉体が射精のための道具になっていることも多いはずです。

 

セックスは分かち合いなのに、やらせてあげるという発想になってしまう女性がいるのも理解できるし、セックスを好きだと思う女性がおよそ6割しかいないことにも納得がいきます。 

 

急がず、ゆっくり、刺激せず

男性優位であれば、どうしても女性は置いていかれやすくなります。タオの世界では男性は火の性質で、女性は水の性質とされています。女性という水が温まるには、どうしても時間がかかる。AVのように性感帯だけ刺激して、濡れたらすぐ挿入をしていたら、女性が温まってきたころには射精されて終わってしまう。こうして置いて行かれる女性は多いはずです。 

 

そもそも、急ぐ必要なんかないし、激しくする必要も、刺激しようとする必要もない。ただ一緒にいて、ゆっくりとくつろいでいたらいい。相手に触れている自分の手を感じたり、相手の肌の感触を味わうといった感じることから始めてみればいいと思います。

 

何かをしようという意図がなくなる程にくつろぐことができれば、いつか手と肌の間に言葉なき会話が起こる時がきます。その時、何かをしようとしなくても、手がすべてを知っているとに気付くことができることでしょう。刺激する人と刺激される人の二元性を超えた、一つであることへの扉も開きはじめます。

 

 

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